広尾 天現寺 「青草窠」

キャビアには玄米。     

食べ歩き ,

キャビアには玄米が似合う。
薄茶な枯野色に黒という、最小限の灯りがキャビアを輝かせる。
玄米だけが持つしぶというまみがキャビアと出会うとき、黄昏がやってくる。
噛んで噛んで滲み出るそのうまみは、キャビアの塩気とおぼろげな甘みによって引き立ち、活力を膨らませる。
キャビアもまた、玄米の朴訥を受け止め、卵としてのか弱き生命力を、そっと囁きだすのだ。
ありとあらゆる料理に、キャビアは登場するが、玄米ほどの出会いはない。

「青草窠」宮崎キャビアと玄米

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